子犬の時期が決め手!社会性を身につける
犬同士で仲良く遊べない・人見知りをする・噛むなど、コミュニケーションが取れなかったり、やってはいけないことが解っていなかったりするのは、社会性が身についていないからです。
正しい時期に社会性を身につけることで、楽しく遊び可愛がられる犬に育てましょう。
社会性とは
飼い主以外の人に怯える・むやみやたらに吠える・ドッグランなどに行っても他の犬と一緒に遊べない・噛むなど人や他の犬などに危害を加える・飼い主と離れることが出来ないなどなど、これらはすべて社会性が身についていないから起こることです。
では社会性はどのように身につけていけばいいのでしょうか。
社会性が身につく時期
社会性が身につきやすい時期というのがあります。
それは産まれてから生後4ヶ月頃までの「社会化期」と呼ばれる期間。この時期に犬は様々なことを吸収し、覚え、学びます。
どのように学んでいくのか
犬は集団生活をする動物で、生まれ落ち集団の中で生活するうちに自然と「社会性」というものを身につけます。
仲間とコミュニケーションを取らないと集団での生活は出来ません。
子犬は甘噛みというものを必ずしますが、他の犬や母親のしっぽをおもちゃにして噛んだりして遊びます。相手が痛いと感じると容赦なく逆に噛まれたりと怒られます。そこで噛んではダメなこと、口を使うときの力加減を学びます。
産まれてしばらくすると、母親の元を少し離れて別の犬と遊んだり、兄弟とじゃれたりと行動の幅が広がります。
ペットとなる犬の場合、集団は母親と兄弟だけになってしまいますが、兄弟相手に社会化を互いに身につけながら育つのです。
ペットショップの子犬たち
親の元に生後4ヶ月頃までいた子犬を迎えるのであればいいのですが、ペットショップの子犬を迎える場合は社会化はほぼ身につけていないと考えて下さい。
ペットショップに来る子犬たちは生後2ヶ月頃の子達ばかり。
社会化を身につける前に母親や兄弟と離れてしまうわけです。
飼い主の努力で社会性をみにつける
生後4ヶ月までが社会化期となり、社会性を身につける最適な期間と書きましたが、生後4ヶ月を過ぎると身につけることはできないのか。
そんなことはありません。あくまで最適であって、約1歳ほどまでの間であれば身につけることが可能となってます。
なるべく子犬の時期にいろいろな犬と遊ぶ
ワクチンがすべて終われば他の犬との接触が出来るようになります。ドッグランやペットショップ、最近ではドッグイベントなどが盛んに行われているので参加してみるのもいいですね。
犬同士じゃれて遊んでいるときに、噛む加減も学ぶこともできます。
いろいろな人に触って貰う
老若男女問わず、様々な人に触って貰ったり、抱っこして貰ったりしましょう。目指せ人なつっこい犬!
犬は怯えるから吠えるのです。飼い主以外を怖がらないように育てることで、外での無駄吠えを防げます。
また、トリミングやホテルなどの利用も楽に。
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社会性が身につかないと散歩もできない
社会性の一つに様々な音に馴れるというのもあります。
特にペットショップにいた子犬は、外の音が遮断されている静かな環境。その環境から飼い主の家に行った途端、様々な音が溢れる環境になるわけです。
家の中の生活音は暮らし始めると自然になれていくので、子犬に気を遣って静かに音を立てないようにする必要はありません。いつもの通りの生活をしましょう。
問題はお散歩
ワクチンも終了し、いよいよお散歩デビュー!
カワイイ首輪にカワイイリードで楽しい散歩に出た途端、犬が腹ばいになり動かない。想像と違う!!
これは犬が外を怖がっているから怒ることです。焦り真禁物です。
まずは抱っこで
動かない場合は、まず犬を抱っこして玄関から出て外の感じを経験させる程度で家に入ります。初日の散歩はこれで終了です。何日か続けましょう。
次は距離を伸ばします。家の外はどんな感じなのか。車やエンジン音、人の声などにゆっくりと馴れさせていきましょう。
いよいよ歩いてみる
外の世界に馴れてきたら、ゆっくり地面に犬を卸してあげます。始めから歩くことを期待はせず、犬が興味を持つ範囲で犬に任せて行動させてみます。
このように徐々に徐々に外の音と景色に馴れていけば、歩ける距離は徐々に伸びていきます。
まとめ
最近は犬舎が広めに作られ、何頭か一緒に子犬を一緒にしているペットショップが主流となっています。
これは社会性のことを考えてと仲間がいることで体調が崩れにくいこと、何よりじゃれている子犬たちがカワイイことが理由となっています。
なるべく社会性を身につけて、より良い犬との生活を目指して下さいね。