ドッグフードの選び方!ペットショップがプレミアムフードを進める理由
ドッグフードと言ってもピンからキリまでありますが、エコノミーなフードと、いわゆるプレミアムフードとはどう違うのかを簡単に説明できたらと思います。
今回はウェットではなくドライフードがメイン
ペットショップが進めるのは
おそらく、ほとんどのショップが進めるのはプレミアムフードではないかと思います。
以前、働いていた店でもプレミアムフードを進めていました。
ショップはプレミアムドッグフードを進めるのに、そうではないフードも置いている・・・
矛盾してますよね~仕方ないんです
だって、エコノミーなフードを与えている飼い主さんもいるんですもの
プレミアムドッグフードとは
もう、文字通りプレミアムなんです
ドッグフードにはタンパク質として牛肉や鶏肉
ラム肉などが使用されています
その他コーンや米、小麦なども使用されていますが
原材料が高品質な物を使用しているのが
プレミアムドッグフード と呼ばれているのです
また動物タンパク質を豊富に含んでいることも特徴
比較をしてみましょう
↑こちらは、エコノミードッグフード代表
↑こちらは昔からあるプレミアムドッグフード代表
まずエネルギーから見てみましょう
エコノミーの方は100gあたり350kcal
それに対して
プレミアムの方は100g当たり404kcalですね
犬の満腹感は重要ではない
これは実は意外で
人間の感覚でいけば、お腹いっぱいに食べることを重要視してしまいますが
犬の場合は満腹感ではなく、いかにカロリーや栄養を取るか
ということが重要になってきます
上のカロリー対比で行くと
プレミアムフードと同じカロリーをエコノミーでとろうと思うと
100gでは足りないということになりますね
一番重要なタンパク質を見ると
かなりの差があることが分かります
特に食が細い子は、少量で栄養をとらせることを優先することになりますので
プレミアムの方が良いと言うことになりますね
原材料にも違いが
先に掲載しているプレミアムフードの原材料は
肉類(鶏、七面鳥)、小麦、とうもろこし、動物性油脂(オメガー6不飽和脂肪酸源)、とうもろこし粉、米、大麦、ビートパルプ、加水分解タンパク(鶏・七面鳥)、魚脂(オメガー3不飽和脂肪酸源)、フラクトオリゴ糖、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K ,Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、D3、コリン、E、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6 、B1 、B2 、ビオチン、葉酸、B12 )、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
最後の方になるにつれ、何のこっちゃわかりませんね・・・
まず重要なのが、入っている量が多い順に記載されているということです
エコノミーの方は穀類ときてから肉類の順で、肉類もチキン加水分解物が一番多く、次にチキン・ビーフ等となっています
タイするプレミアムは、先に肉類である鶏・七面鳥ときて、小麦、とうもろこしとなってますね
穀物が一番多いエコノミーのフードと、肉類が多いプレミアムフード
さて、どちらが犬にとっていいのか・・・
加水分解とは
これは「アミノ酸にまで分解して人工的にタンパク質を吸収しやすくしたもの」です
この加水分解は食物アレルギーの犬には良いのです
食物アレルギーの多くは、タンパク質を消化吸収が上手にできないことが原因
加水分解したものは吸収に時間がかからないのでアレルギーが起きにくいのです
しかし、この加水分解する方法が塩酸分解の場合、発がん性物質と疑われている物質を少量ではありますが生産してしまうことがあるのです
酵素分解という方法もあるのですが、時間とコストがかかってしまうため、安価な商品につかわれることはまずありません
副産物が使われている物は注意
先に例として添付したフードには「畜産副産物」「鶏肉副産物」などは使われていませんが、安いドッグフードの原材料に使われている場合があります
この副産物とは、人の口に入らない部分、いわゆる「ゴミ」として捨てる部分や、何らかの原因で死んでしまった動物の肉で人間が摂取することが禁止されているもの
この副産物はプレミアムドッグフードには使用されません
まとめ
写真のフードが思いっきりエコノミーフードではありますが・・・
ここまで読んでいただいて、プレミアムフードをすすめる理由がわかっていただけたでしょうか
最近はプレミアムフードの種類も豊富になりました
ぜひフードを選ぶ際は、裏面の原材料やカロリーなどをしっかり確認してから選んでいただけたらと思います
愛犬とのよりよい生活を送って下さいね