元ペットショップ店長の戯れ言

数年前まで、ペットショップで店長をしていた経験を元に、犬との生活のアレヤコレヤを綴っていきます

キャリーやクレートに慣れよう!犬がキャリーに入らない

犬と一緒に出かけられる施設が増えていますが、共有スペースでは犬はキャリーやクレートに入れてではないと入ることが出来ません。

大きなドッグイベントなどでも入口通過は「キャリーやクレートに入れて」となっているイベントも少なくはないのです。

ドッグキャリーやクレートは早めになれる

f:id:wanwanou:20170816232120j:plain

もう耳にタコだとは思いますが、子犬の家に馴れておくのが一番です。すんなり馴れてくれます。子犬の適応力は本当にスゴイですね。

では子犬ではない場合や、馴れてなくて入ってくれない場合はどうしたら良いのか。

楽しいことだと覚えるのも早い

無理に犬を入れるのは厳禁です。自分から進んで入るようにが理想!

まず、クレートの奥の方におやつを置きます。入口は開けたまま放置し、犬に任せましょう。

最初はおやつだけ取って、出てきて食べるとは思いますが、何日か続けているとクレートの中に入ったまま食べるようになります。

もっと馴れてくると、自分からクレートの中に入り、おもちゃで遊んだり眠ったりするように。

そうなったら、次の段階です。

そっと入口を閉めて、楽しい所にお出かけしましょう。

特別な場所でなくていいのです。近くの広場や原っぱなどに連れて行き、犬と一緒に遊んであげます。

クレートやキャリーに入ると楽しい所に出かけられると思えば犬は進んで入ってくれるようになり、目的地到着までクレートの中で安心して過ごせるようになるのです。

キャリーやクレートに入らなくなった

以前は抵抗なくキャリーやクレートに入ってくれていた犬が、入るのを嫌がるようになることがあります。

飼い主は理由が分からず犬をクレートに入れる際、押し込むようになったりすると犬はますます嫌がることに。

病院ばっかり

気付かないうちにキャリーやクレートに入れて向かう先が動物病院ばかり、なんてことになってませんか?

犬が大っ嫌いな動物病院。

キャリーやクレートに入れられると動物病院に連れて行かれる、そう思うと犬は入らなくなります。

当然です。入らなければ行かなくて済むのですから。

楽しい所にも連れて行く

病院通いが必要だったとしても、合間には犬が楽しめる所に連れて行ってあげて下さい。

今日はどっちだろ?病院かな?ボール遊びかな?ボール遊びたった!

今日はどっちだろ?ボール遊びかな?病院かな?病院だった!

今日はどっちだろ?病院だったらイヤだな。でもボール遊びだったら嬉しいな!ボール遊びだった

キャリーやクレートでのお出かけが楽しい所にいくためかもしれないと犬に思わせてあげることで、入ることを嫌がることを回避するのです。

病院だったときの凹み方に心が痛くなりますが、病気の予防や治療はしなきゃいけませんから、我慢してもらいましょうね。その分、次はいっぱい遊んであげればいいのです。

選ぶキャリーやクレートのサイズ

大きすぎても小さすぎてもダメです。大きすぎると移動の際落ち着きにくいですし、小さすぎると寝そべってゆったり過ごすことができません。

選ぶサイズは、犬が「伏せ」の状態がとれるサイズがいいです。

必ず犬にあったサイズを用意してあげましょう。

車で移動が主になる場合はクレートなどしっかりしたもので、安定しやすいものがオススメです。シートベルトが通せるものもありますし。

 

歩くことが多く、持ちやすさで言えばバッグ型のキャリーがオススメです。小型犬しか使えませんが・・・。

夏場などは熱が籠もるものは熱中症の原因となったりしますので、通気性の優れたものを使用されることをお勧めします。

まとめ

f:id:wanwanou:20170819191008j:plain

ペットといつか旅行に行きたい!そんな時はペット可のホテルに泊まられるかと思いますが、フロントなど部屋以外はペット連れでない宿泊客との共有スペースになります。他の宿泊客が犬を怖がらないとはいえないので、リードを付けて犬を歩かせられるホテルばかりではありません。

共有スペースはキャリーに入れてとうたってある宿泊施設は多いです。犬の宿泊可のホテルでもです。

いつか、キャリーやクレートに入れなくてはならない時がくるかもしれない。

その時のために、キャリーやクレートに入る訓練をする必要があるのです。